田圃を楽しむ/2010-06-16
田圃を楽しむ-36。
6月16日
このところの高い気温で一気に伸び初めて来ました。
梅雨に入ったかと思うきや、雨空から今日は一転午後から雲ひとつ無い晴天。朝方吹いていた風も収まり、気持ちの良い日になりました。麦の収穫を今日まで待てば良かったと反省しきり。
稲の生長は去年と同じように、6月の半ばを過ぎて急激になって来ました。ザリガニの被害も、稲ドロオイ虫の被害も帳消しにする勢いです。2年目の田圃、気になる窒素の効き方ですが、やはり未だかなり効いている感じです。
朝紫、マンゲツモチ、ミルキープリンセス、コシヒカリ、各々の品種の成長具合も気になるところですが、今のところ各々順調のようです。去年は朝紫が一番早く穂を付けて、猪にやられてしまいました。今年はこんな事が無い様に気を付けたいと思っています。
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朝紫です。4品種の中では一番生育具合が良くない感じです。でも一番早く穂を付けるかも。 | マンゲツモチです。去年はコシヒカリよりかなり遅れて収穫しました。本当は同じ時期のはずですが。 | ミルキープリンセスです。背丈はやはり低く、分ゲツも多少少ないようです。 | コシヒカリです。今年のメインもコシヒカリです。 |
苗作りの段階から、朝紫は一番生育が良くありませんでした。この品種だけは他と同じに扱うわけには行かないようです。分ゲツも少ないことから、苗作り、田植えの段階で、来年から十分に考えて行なう必要が有るようです。
去年に比較して4日程遅れに追いつきました。
田植えの段階で2週間程の遅れであった生育が、ここに来て3日~4日程の遅れに追いついて来ました。この調子で行けば、多分去年とほぼ同じ状態になるかと思います。
これからはイモチ病と、カメムシ、ウンカ、その他の虫の被害がどうなるかで最終的収量が決まると思います。
6月18日 追記
ザリガニの被害が減らない。
田圃は相変わらず濁り水の状態だが、多少変化を見せ初めている。東側の溝の付近から、濁りが薄まり始めてきている。他の三方向は相変わらずだが、これから大量に雨が降れば、多分濁りの状態は解消されてしまうだろう。今のところ雑草は見られないので、これで大丈夫だと思うのだが、これからは馬鹿でかくなる夏草が生えてくるだろう、去年と同じに。
午後4時過ぎからかなり強い雨が降り出している。今午後6時30分、雨と風のピークか。
6月21日
ミルキープリンセスの葉色がコシヒカリより濃い。
少し前に気が付いたのですが、ミルキープリンセスの葉色がコシヒカリより濃いのです。コシヒカリより背丈が低く、アミロースがもち米とうるち米の中間にあるとは聞いていたのですが、葉色が濃いと言う事はどういう事なのか。収量を確保するには、コシヒカリより多肥栽培を行なうとも聞いています。肥料気の吸収が良いと言う事なのでしょうか。これからどの様に変化して行くのか、コシヒカリとの対比で楽しみです。
稲ミズゾウムシ、稲ドロオイ虫、とは別の害虫?が現れています。白色で、葉っぱにくっついています。数は少なく、どの程度の害があるかは分かりませんので、暫く様子見です。回りの田圃ではそろそろ中干しが始まっています。田植え後一ヶ月辺りから、出穂35日位前が始める時期だそうですから、そろそろですね。未だちょっと早い気がしますが。
6月22日
中干しの準備を開始しました。
去年は中干しを行なわず、刈り取り時期の二週間程前から落水しましたが、刈り取りで土が柔過ぎて、一苦労しました。本当に意味が有るのか、分かりませんが、今年は中干しを行なう事にしました。その第一段階として、西側の畦際に溝の設置を開始しました。そして水位を5cm程下げています。明日には更に3cmから5cm程下げて、溝の機能の確認を行い、良ければ明後日水位を田圃表面より下げて、中干しに入る予定です。今日も溝を設置しながらザリガニを蹴散らしています。水位を田圃面より下げて、果たしてザリガニはどんな行動を取るか、楽しみです。一応北、東、西の畦際には溝が設置されますから、オタマジャクシはその部分に避難可能な状態になります。
中干しをすると、根張りの確保のために成長が一時的に遅くなるかも知れません。その辺りも今後の一二週間で確認してみたいと思います。
6月09日から6月15日までの定位置観測座位、定位置観測立位。
6月16日から6月22日までの定位置観測座位、定位置観測立位。
6月09日から6月15日までの朝紫、マンゲツもち、ミルキープリンセス、コシヒカリ。
6月16日から6月22日までの朝紫、マンゲツもち、ミルキープリンセス、コシヒカリ。